45歳にして買った家は山に囲まれた住宅団地の中にある。
自然環境の良い場所を選んだわけではなく必然的にそうなったのだ。まもなく庭をいじりたくなり自分で「木洩れ日の庭計画」と名づけた。
最近では庭に木を植えるという行動は人間の本能のようなものではないかと思うようになった。周辺は山に囲まれているし緑はたくさんある。小さな庭に木を植えると狭くなるのはわかっているが、それでもやってしまう。より近くに葉っぱがないと気がすまないのだろう。
木洩れ日の庭計画とは具体的に以下の通り。
1、木洩れ日を作る小さな葉を持つ比較的に背の高い木を植える。
2、木洩れ日の下でお茶をすることができるガーデンテーブルやウッドデッキがある。
単純に以上の2点のみであるが日本庭園を造るわけではないので比較的に簡単である。木洩れ日の木に選んだのはたくさんの小さな葉をつけるシマトネリコ、それとウッドデッキでまとめることにした。
ウッドデッキは年に1度程度は塗装したほうが良い。
裏側などの難しい部分意外は木材の劣化防止のために塗装が必要。塗装面が太陽光、雨などにより痛んでくるためだ。
塗料によっては弾いてしまって2度塗りが難しいタイプもある。
庭が狭く空間の有効利用が必要になってきた。置く場所が無ければ植物を吊るせる棚を作ればよい。
棚の色は自分で決めよう! もし誰かに聞いてショッキングピンクが良いなんてことになると大変である。我が家は取り合えず「赤色」になった。こうなると酸性雨と紫外線の力を借りてひたすら塗装面が劣化するのを待つことになる。
シマトネリコは基本的に落葉樹ではない。しかし環境が適合しないと落葉するので要注意。熱帯原産で雪深い地域には適していないらしい。冬は木洩れ日は関係ないので落葉しても良いのだが・・・
komorebi no niwa
地べたは土が良いが、雨でグチョグチョ、乾いて砂煙となるので、致し方なく芝生を張った。通路になるところにはレンガを置いた。必要な部分だけレンガの下に生コンを入れて完全固定した。それ以外の場所は砂で高さを調整してレンガを並べただけ。レンガの隙間に雑草が生えるくらいでちょうど良い。