サンドフライという虫
半島マレーシアの西海岸Moribには確実にサンドフライが待っている。
砂浜に生息し人を刺すハエのような虫らしいが現物を見たことは無い。私はこの虫に刺された後、現地人にサンドフライの存在を教えてもらった。
サンドフライに刺されるとどうなるか・・・
大方の予想通り痒いのです。刺されたところを中心に赤くなり少し盛り上がった状態で痒みが続くのです。何週間か経つとかさぶたのように皮膚が硬化しはがすことが出来る。しかし、痒みは継続し同じ場所で最初の状態から繰り返す。私の場合は1年以上痒みが続いた。その間、皮膚が赤くなりかさぶた状態となり何回も繰り返すから痒みがひいたあともアザが残ることになる。その色素沈着が消えるのにまた何年もかかるのでご婦人は特に気をつけたほうが良い思う。
帰国して船員病院で受診したときに「サンドフライに刺されて痒い」と訴えたのだが、担当医は分厚い専門書を出してきて「これですか・・・ふーん?」 国内ではこんな認識だから薬など無いと思ったほうが良い。
私はこの虫に刺されると痒みが続くのは単純に毒を注入されるのではなく、卵を産み付けられるのではないかと思っている。卵が孵化し幼虫のような状態でその場所で生きている。成虫になって皮膚から抜け出すまで時間がかかるのではないか・・・・人によって体温も違い成虫になる時間が違うのではないか?人体に留まっている間は痒みがあるならば人によって治癒の時間に大きな差があっても不思議ではない。
したがって、2週間で直る人と1年以上もかかった私とで違いは以下の仮説を立ててみた。
1、人体は通常、サンドフライにとって生存環境ではなく2週間程度で死滅するが私の場合は何らかの原因でサンド フライにとって良い環境となり長生きした、または成虫となり体外に出た。
2、卵が人体に入った場合、通常は2週間程度せ成虫になり体外に出るが私の場合は何故か長く留まる(成虫とな る時期が延びる)要因があった。
1つだけ良いことがある。それは原因不明の疾患ではなくサンドフライが原因であると特定することが容易であるということ。
1、海岸で刺される。
2、刺されるとチクッと痛い。
3、刺された場所が赤くなり痒い。
4、かきむしるくらい痒く皮膚が硬化し取れる。
5、医者に相談しても専門書を出してきて悩んでいる。
サンドフライリンク